愛人契約
勇介さんの家に泊るようになって一週間。

勇介さんは、私の目の前に札束を一つ置いた。

「100万ある。これで、一週間契約できないかな。」

私は、目を丸くして驚いた。

「いえ、金額が高すぎます。確か一晩、10万円だったと思います。」

「じゃあ、10日分って事でいいかな。」

目の前で笑顔になっている勇介さんを見て、しまったと思った。

最初から、そのつもりだったんだ。

「……ズルいです。そんな事言われたら、断れないじゃないですか。」

「よかった。」


勇介さんは、知っているんだろうか。

本当に断れないのは、勇介さんを好きだからと言う事を。

「今日は仕事、休みなんだろう?家でゆっくりしていて。」

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