秘密の糸Season1㊦
第68話好きという気持ち
【盟加side】

「んっ…。」

ピチャ

額に何かが当たった。

「何…?」

そしてウチは目を開けた。


でも辺りは真っ暗で何も見えない。


「んっ…何これ…床?冷たい…」


ひんやりと床が冷たい感触だけ分かる。


だけど何も見えない。

身体を動かそうとしたその時

ガチャガチャ

「え!ちょ、ちょっと何これ…!」


両手首と両足を動かそうにも、何かで縛られていて動けない。

目も何かを付けられているのか、全然見えない。



「ねえ!何これ!外してよ!!」



その時、



「ガタガタうるせーな」



声が聞こえた。






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