さよならくじら

神様のイタズラ

「何話してんのー?」

その声は......倖羽だ。

「秘密ー!」

とっさにごまかした。

「なんかバレンタイン.......って聞こえたよーな?笑笑」
あっ。やばい。倖羽に聞こえてた??

「違うよーー。」
あわてて答えた。

「なんだー。違うんだ.......希咲、俺にくれるのかと思った。。」

えっ、倖羽かなしんでる??

まさかね.......

「希咲から貰えた男子は嬉しいだろうね.......」

「倖羽?.......」

「あっ.......何でもねーや。じゃー、俺部活行く。」


今のって.......欲しいってこと??

いや違うよね.......

でも...期待しちゃってもいい?神様。
いいよね.......倖羽??
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