蜜月同棲~24時間独占されています~
克己くんは、あのpresidentと書かれたプレートの部屋にいたり外に出たり、あんまり社内で出会うことはない。
だけど、たまに全員オフィスに揃っている時には、おやつを買ってきて一緒に食べたりと偉ぶったところはなくて、みんな仲が良い。
年齢層が近いからかかもしれない。
磯原さんに頼まれた仕事を終わらせたところで、肩と背中が凝り固まっていることに気がついて、軽く背伸びをする。
「コーヒーいれましょうか?」
とフロアに声を掛けたら無言でパラパラ手が上がった。
今日はみんな集中モードらしい。
静かに立ち上がると上がった手の数を数え、給湯室に向かった。
コーヒーメーカーに水と粉をセットして、スイッチを入れる。
出来上がるまでの間、ぐぐっと背中を伸ばしてストレッチでも、と両腕を上げていると。
「立花さん」
突然真後ろから低い声をかけられる。
「はいっ!」
慌てて腕を下ろして振り向くと、克己くんの大学からの友人で副社長の深見さんが立っていた。
克己くんと同じくらいの背の高さで、体格がいい。
のそーっと、熊さんみたいに現れるな、とこっそり思っているのは秘密だ。
だけど、たまに全員オフィスに揃っている時には、おやつを買ってきて一緒に食べたりと偉ぶったところはなくて、みんな仲が良い。
年齢層が近いからかかもしれない。
磯原さんに頼まれた仕事を終わらせたところで、肩と背中が凝り固まっていることに気がついて、軽く背伸びをする。
「コーヒーいれましょうか?」
とフロアに声を掛けたら無言でパラパラ手が上がった。
今日はみんな集中モードらしい。
静かに立ち上がると上がった手の数を数え、給湯室に向かった。
コーヒーメーカーに水と粉をセットして、スイッチを入れる。
出来上がるまでの間、ぐぐっと背中を伸ばしてストレッチでも、と両腕を上げていると。
「立花さん」
突然真後ろから低い声をかけられる。
「はいっ!」
慌てて腕を下ろして振り向くと、克己くんの大学からの友人で副社長の深見さんが立っていた。
克己くんと同じくらいの背の高さで、体格がいい。
のそーっと、熊さんみたいに現れるな、とこっそり思っているのは秘密だ。