俺様社長ときゅん甘同居
side拓

情けない事も、しっかり話して、家のことも話してゆっくりした時間を過ごしていたら、時間の感覚がおかしくなったのか、気づけばもうすぐ土曜日になる頃。

二人して慌てて寝る支度を整えた。
そしていつもより沢山のキスの雨を降らせて。
俺に自分から擦り寄ってくる晶子が可愛くてなかなかキスをやめられなかったが、程なくして晶子の穏やかな寝息がしてくると共に俺も眠りについたのだった。

朝、珍しくよく寝たと起きれば隣に晶子が居ない。
しかし、部屋の外からは美味しそうないい香りがする。
早くに起きて晶子がご飯を作ってくれたのだろう。
たまには寝坊するのもいいかもしれない。
ベットを降りて、俺は部屋のドアをリビングに向けて開けた。

「拓さん、おはよう。ちょうどご飯が出来たから起こしに行こうかと思ってたの!」

ニッコリ微笑んで言う晶子は、職場とは違う柔らかい表情を浮かべてダイニングテーブルにご飯を並べてくれる。
俺が和食好きなことを知ってから、なるべく好きなものをと作ってくれる。

「お、今日はまた朝からしっかりだな。」
「だって、私達の門出みたいなものでしょ?少し朝から気合いいれちゃった」

本当に俺の愛しい人はどこまでも可愛い。
愛してやまないのだった。
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