俺様社長ときゅん甘同居
こうして、お互いの親に挨拶の予定が、両家に不都合なく両家顔合わせに変更されてもすんなり通った。

なぜ誰もこの変更に驚かない!?
まぁ、拓さんの実家は元々日曜だったから開けてくれてたんだろう。

とりあえず空いた、本日土曜はせっせと引っ越し荷物を片付けたのだった。

荷物と言っても服や少しの食器に化粧品や靴といったもので、大して量はない。
拓さんの家は家電は最新で揃ってるし、ベットも大きいのがあるし。
少しの本の本棚くらいが一番大きな荷物って言うのがなんとも言えない。
私の部屋も作るか?と聞かれたがそこまで要らない。
リビングも広いしそこにもものは置けるから。

荷物の片付けも午前中で終わり、お昼は美味しい和風パスタを拓さんが作ってくれた。
サラダは私が作り二人でゆっくりとランチした。

モダンだった部屋に、ちょこちょこと私の好きな可愛いものが入ってきてチグハグな気がしてきてしまう。

でも、二人で生活を始めるとなればこんな感じになるのかもしれない。
少し、くすぐったい気持ちで部屋を眺めていると

「ほら、食後のお茶」
「ありがとう」
「晶子の物が入ると、部屋の雰囲気変わるな。でも、それが二人で生活をするってことなんだろうな」
「私もそんな風に思ってたの。私の物が入ったら少しチグハグな感じがしたけれど、それか一緒に生活するってことなのかなって」

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