俺様社長ときゅん甘同居
しあわせな花嫁
両家の顔合わせの後、籍も入れたし少人数ならササっと式もしちゃいましょ!と両家の母達からせっつかれた。

それに合わせて仕事の出来る行動力ある私の旦那様は、すぐさま近場のガーデンウェディングを取り使うレストランをピックアップして、片っ端から予定を確認してあっという間に1ヶ月後に予約を取ってしまった。

そこからが目まぐるしいほどの忙しさに見舞われた。
招待客に、料理、飲み物に、会場の飾り付け、私と拓さんの衣装決め。
とにかく、やる事決める事が盛りだくさん。
しかし、そこは拓さんでして。
決して私に投げっぱなしにはせず、むしろ私以上に色々と動いて準備してくれていた。
招待状の準備と発送はしてくれるし、料理とかも決める時は相談して決めたし、会場の飾り付けは私の要望を盛り込むことを忘れなかった。
衣装選びも、二人で行って、義姉さんたちには写メを送ってどれがいいかの意見ももらった。

そうして、短い時間の中で着々と準備が整い明日、とうとう結婚式となった。

「あっという間だったね。こんなに早く式が出来ると思わなかった」
「そうだな、バタバタとして疲れただろう?今日は早く休もうな」

「おやすみ、拓さん」
「おやすみ、晶子」

軽いキスを交わして、いつも通りに私たちは抱き合って眠りについた。
明日の式を楽しみに。


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