お前の可愛さ独占したい
「それで、どおしたの?」
「ここでは話せないから、屋上行こう」
私は手をとり、屋上へ階段を2段飛ばしで上っていく。
なんなのよ、この階段上りにくい……。
屋上のドアを無理やり開け、椅子に座った。
「ちょっ早い」
呼吸を整えている月美ちゃん。
確かに急いだから私も疲れた。
「おのねぇぇ……」
「うんうん」
相変わらずケータイ見てる……。
「わっ、私ね。すぅ好き」
「あら~そんなのわかってるわよ!」
話を途中でと切られ……
ぎゅーっと私に抱きついてきた。
あ、違います。
「好きな人ができたの!」
「えぇぇ‼今なんて」