極上の愛をキミへ
「その辺にして起きなさい」


お父さんの言葉で、この言い合いに終止符を打たれる。


「時間がない分、結衣も悠麻も大変だと思うがやるからには成功させなさい」


あたしと悠麻は、お父さんの言葉に頷く。


「とりあえず、今は料理を味わいなさい。明日から、忙しくなるだろうから」


忙しく、か。

プロジェクトの発表会までの辛抱だ。

プロジェクトの発表会が終われば、休みが待っている。

直々に、社長と約束した。

とりあえず今は言われた通り、料理を味わおう。

腹が減っては、何とやらって言うし。

そして食事を済ませ、あたし達は料亭を後にした。

適当ビジネスホテルに泊まろうと考えていたのだが、明日の朝一に悠麻と戻ることになり、悠麻と同じホテルに泊まることになった。

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