極上の愛をキミへ
「突き放されてから、無性に結衣が恋しい」


甘く切ない囁きに、鼓動が異常なほど激しく高鳴る。


「結衣がアイツを好きなら、それで・・・」

「吏斗(りと)を好きなわけじゃない」


凄く、久しぶりに彼を名を呼んだ。


「忘れたくても、吏斗を忘れる方法がわからない」


生まれて初めて、恋をした。

恋をして、本気で誰かのことを好きなって、恋人と呼べる人ができた。

その道のりは、決して平坦ではなくて・・・

嬉しくて幸せを感じる時もあったし、切なくて苦しくなる時もあった。

それでも、ただ繋がっているだけで・・・

その人の1番だって思えるだけで、それだけで良かった。

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