極上の愛をキミへ
「呑んでるんですか」

「少しな」


いや、絶対少しじゃないし。

少しなら、こんなに匂いしないでしょ!


「なぁ、結衣。俺と、結婚しねぇ?」


は?

付き合ってもないのに、結婚?

話が飛び過ぎじゃない?

大丈夫?この人。

あたしは、相手の、朝比奈の顔を見る。

目が合ったのが、先だろうか?

それとも、唇を奪われたのが先か?

気付いたら、朝比奈とキスをしていた。

そのキスは、次第に深くなっていく。

突き放そうとしても、朝比奈はビクともしない。

朝比奈のキスに流されてしまいそうになった時、やっと朝比奈が離れた。


「結衣、愛してる」


甘く、切ない言葉に、胸が締め付けられる。

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