世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
すぐに電話が鳴った

「もしもし一義さん、私です洋子です」

速攻電話が来た
多分朝からかけている
のだろう

「お忙しいみたいね、朝から何回か、かけたけどみんな話し中だったみたいだから」

やっぱり


「朝からソフトの苦情が入りましてね、まいりましたよ」

適当にごまかした

「まーたいへんですわね、あっそうそうこないだの山菜、ごちそう様でした、とても美味しかったわ。お礼が遅くなってごめんなさいね」


山菜採りには良く行く

金がかからないし、食べても美味しい取りすぎたら人にあげれば喜ばれる

先日取ってきた山菜を
あげたばかりだった

「そうそう、どーでもいいんだけど昨日うちの人とご一緒だった?」


本命がきたな

「はい一緒でしたけど、何か?」

こんな時は聞かれた事
以外しゃべらないのが
コツだ喋りすぎは墓穴を掘る


「いえ、うちの人ご迷惑おかけしませんでしたか?すごい酔ってたので心配で」


声がうわずらないよう
気をつけながら

「多少酔ってはいましたが別に問題無かったですよ」

「そうですか、それならいいんですけど。そうそう一義さん
具合の方はいかがですか?」


糖尿の事らしいな

「あまり飲み過ぎるとお体にさわるから気をつけてくださいね、しのチャンも心配するでしょうし」

そんな呑んで無いぞ
金も無いし、、、、、
ははー 健二の奴
ちょこちょこだしに使ってる
な、俺の事

「そうですね気をつます」

その後世間話して電話を切った

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