終わりで始まる進化論~第一部~

「……金髪ヤンキー」




「あ?何か言ったか?」






「あ、いや、その髪色大丈夫なの?っていうか、えっと、誰だっけ?もしくは、どちら様ですかね?」






「お前の頭も大概奇抜色だろうが。っつか、言い方変えても俺の事覚えてねえって時点で、印象最悪だからな。ったく、同じクラスだろうがよ」







 地毛の事を奇抜と言われる筋合いはない事に反論しようとしたものの、さすがに春も過ぎたこの時期に、クラスメイトであろう彼の存在を微塵も覚えていなかった罪悪感から、蒸し返すのはやめておく。










しかし、改めて見ても彼を覚えない事なんてあるのだろうか?明らかにクラスでも浮きそうな輝き具合だ。王子様的オーラの意味じゃなく、普通に頭が。






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