年下彼氏



「年下と付き合うの考えられないから。ごめんね」


どーせ興味本位でしょ?

悪い芽は、早めに摘んでおかないと。

それが嘘でも本気でも興味本位でも、期待を持たせないように。


「じゃあ興味持てたら付き合ってくれんの?」


堪えた様子もなくけろりと亮介が聞く。


「年下に興味持てなくても、俺に興味持てたらオッケーでしょ?」

「・・・それ、ないと思うけど」

「いや、でもキスからはじまる恋もあるって言うじゃん?大丈夫、俺しつこいからさ」


このポジティブさは若いからなのか?



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