年下彼氏
『あっ!・・・え?留守?あ、えーと亮介です。メール見たけどあれ何?!何の“ありがとう”?気になるから返事ください』
律儀に残された留守電のメッセージにくすりと笑った。
ね、なんの“ありがとう”だろうね。
残念だけど、まだ教えるわけにはいかないの。
亮介が調子に乗りそうだからね。
“今度教えてあげるね。合宿お疲れさま。また学校で。”
納得しないだろうとは思ったけど、それだけをメールで送った。