年下彼氏

悲しみの春を越えて



「で?どうなの?」


楽しそうな真紀の顔。

他人事なら、さぞ楽しいだろうけど。


亮介にお試し恋愛を許可してから半月ほどが経つ。

どーもこーもない。

忠実に条件守るのはいいけど、キスを許したのは失敗だった。


「キスは失敗だった」

「えー、なになにすっごい上手いとか?」

「そういう問題じゃなくって・・・」



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