年下彼氏


気を取り直して。


「大丈夫、考えてたとしても対象は美奈子だから」

「・・・サイテー」


ますます嫌そうな顔をした美奈子が部室を出てって、真紀さんは棚からスコアブックを出しながら笑ってる。



「それで?」

「はい?」

「自信のほどは?」


質問の意図がわからず、とりあえず練習のことを答えておく。


「まぁ、ぼちぼちかと・・・」



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