年下彼氏
「そうやって色々理由付けてるけどさ、本当はきちんと振られんのが怖いんだろ?そこで終わっちゃうのを怖がってるんじゃないの?」
振り返らない美奈子からは怒ってる気配がめちゃくちゃ感じられる。
地雷踏みまくってんのはわかってるけどさ。
今日は嫌われることばっかりしてるってのもわかってるけどさ。
「言ってなんになるの?」
振り返った美奈子が静かに言った。
「今井先輩に迷惑かけるし、美月先輩にだって嫌な思いさせるだけだよ・・・」