いつでも貴方を思うから
夏祭り当日。



髪の毛は、三つ編み入りのお団子に、お花をつけた。



浴衣は、紫色にお花がかいてある。



いつもより、可愛く見えるように、


メイクだって頑張った。



これで、弘太にかわいいって言われたらいいな。



なんて思いながら待っていると、




右側の橋から声がした。






「愛美!お待たせ!!待った?」


『ううんー!全然待ってないよ!』


「そっか!ならよかった!」
「じゃあ行こっか!!」


『うん!』




そうして、私たちの手は固く結ばれた。
< 53 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop