君とだけ 、キス
キスにはキスで


ざわめく人混みの中でそれは起きた。

見知らぬ人が私に近づいて、いきなりキス!

時が止まったように思えた突然のキス。

それはあり得ない現実で、私に起きた現実……


ただ、この時の私はちょっとおかしかった。

離れた唇を、すぐに私から求めキスを……


その後で我に、返った。



「 ……え、誰っ 」

「 いや、あんたが誰…… 」


「 …きゃあっ!!」

「 うわあっ!!」



互いにハテナ、発狂。

人混みの中で大迷惑な私達、相手の見知らぬ男が私の手を引きその場を離れた。



「 何なの、変態っ なんでキスしたのっ 」

「 変態って言うな! 違うし!賭けに負けて罰ゲームだったんだよっ ……あ 」



罰ゲーム……?

そんな事のために、私はこんな変態にキスされたわけ?




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