くるみさんの不運な一日
「天川さんホテルに置いて、逃げ帰って来た!」

『あんたバカ!? 今すぐホテルに戻りな!』

「絶対戻らないしね! もう別れるし!!」

『バカな事言ってないで戻りなって!』

「絶対やだ! あたし悪くない! 嘘吐いた天川さんが悪い!!」

『あんたねえ……』

「今回だけの問題じゃないの! そうやって最初だけいい顔する男ってのは、付き合いが長くなればなるほど変わってくるの! 今は優しいけど絶対冷たくなるんだから! あたしの話も聞いてくれなくなるんだから!」

『ってかさ? ホテルに天川先輩を置き去りにしたのは分かったけど、天川先輩から電話掛かってきてないの?』

「きてるわよ! さっきからずっと! だからあんたに電話してんじゃない!」

『は?』
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