愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


「お前みたいな小さい人間が一緒に布団に入ろうとも大した事ないだろ。それより今日何時からリハーサルだったか、、?」




少し眠そうな仁の声に、不思議になりながら答える。







「えっと、昼からになりますね。私は先に行って打ち合わせをして来ます。仁さんはどうされますか?」

「あー、、、なら少し仮眠してからいくから先に行っとけ。荷物は俺が後で車で持ってくるから、必要なヤツだけ持っていけよ。」







そういって引き寄せていた手を離す。


ゴロンと背を向け、布団を被る彼。






「も〜、、!やっぱり狭くて眠れなかったんじないですか、、、!!仁さんはギリギリまでゆっくりされていて下さい!!!」


ふくれっ面で、背を向けた彼を睨む。







「ああ、、、そうする。」

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