桜吹雪の中で
「菜美ちゃん、隣で寝よー!
んで、中村と翼は私たちの頭の上!」
「え、勝手に決めちゃっていいんですか?」
「大丈夫!
中村とは色々話し合うからこの方がいいだろって話し合ったし、中村は翼を隣に来させるはずだからさっ!」
「これなら、菜美ちゃんも翼とお話できるでしょ?」
薫さんはニコニコと私に聞いてきた。
「え、え、えっと…
ちょっと寝顔見られちゃうの恥ずかしいけど…
嬉しいです!」
寝顔見られるのは確かに恥ずかしいけど、やっぱり小野くんのそばで寝れることの方が嬉しかった。
いや、この4人で入れることが嬉しいのかもしれない。
とにかく、私はとてもウキウキしていた。
「菜美ちゃん、お風呂まだだよね?
シャワーだけど入ってきちゃいな!」
薫さんに言われて
シャワールームに向かった。