今すぐ好きを。
「?どうしたの?」

ずっとお母さんを見ていた私に、お母さんは問う。


「ううん、ただね。お母さんとこうやってご飯食べるの、久し振りだなって」


お母さんは朗らかに笑って、そうね、と言った。



それからも、そんな他愛もない話をした。

昨日何食べたの?とか、悠ちゃんと今度遊ぶね、とか。


告白されたことは、秘密。



恥ずかしいから、勿論そんな理由もあるけど、苦手な男の人に告白されたなんて、お母さんは心配しちゃう。

大丈夫だったの?何もない?って。


ただでさえ忙しいお母さんに、心配はかけたくないから。
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