お前が好きすぎて、マジやばい。



知愛が目を覚ましたのは、11時半…


痛いくせにへらへら笑って…



『なんでここまで…』


「痛かったんだけど…凰己くんのことの方が大事だったから…。
でも昨日帰ってから微熱と吐き気がしてね…」


『バカ…
俺のことは良かったのに…
知愛も俺にとったらすっげー…大事な人なんだよ。
だから…』


「ふふっ、泣かないでよ?」


『な、泣かねーよ』



お前は俺にとってすっげー大事な人なんだから、自分のことも大事にしろよ…


いつも自分のことは話さないでどうすんだよ…


俺はもういい。



『…知愛、ありがとな』


「仲直り…できた?」


『あぁ…ちょっとずつ、母親を許していく』


「良かったー!痛っ」


『ほら、大きな声出すな』


「へへっ、私でも役に立てたって嬉しくて…つい」



舌をペロッと見せて笑う知愛。


ほんとお前は…






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