お前が好きすぎて、マジやばい。




他の女は面倒で、閑音以外、一切絡まなかった。


告白なんてされてもその場でフリ、その場でラブレターとやらを破り捨てた。


閑音からは「1度ぐらい付き合ったら、気持ち変わるかもよ?」ってだいぶ前に言われたっけ。


でも、女に見向きもしなかったからそれはしなかった。



「私も寝そべってみようかな」


『制服、汚れても知らねーよ』


「へへっ、気にしない!」



俺の隣に仰向けに寝転がる矢幡。


ほんと、バカなやつ。


隣で寝転がる矢幡を見て、ちょっと頬を緩めてしまった…


ほんと、今日は変な日だ。





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