みんな自分より、可哀想じゃない。【青・超短編 シュウ小説】
「最近お兄ちゃんとお姉ちゃん、夕飯食べにこないね」
義兄と私とは12才はなれた自慢の義兄の妻君の話を母にする。

そうね。と母は夕食を作りながら笑った。
「あの子も自分の味で」
旦那の胃袋を掴みたくなったんじゃぁい。

見ながら話してたテレビを消し、肉じゃがを作っていた母に抗議する。
「私はお兄ちゃんと一緒に夕食を食べたい」私が作ったご飯じゃないけどと、ぷいっ

内弁慶な外では寡黙な私には、日々の(たった一人のツレに「つまらない」と言われ続けてる)報告をしたくて、うずうずしてる。
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