拝啓 茉白、愛しい君に花束を。
「……」
こうなったら無言を貫くしかない。

「へぇ、だんまり作戦か」

「…………」


「そんなに言いたくねぇのかよ」

「………」

言いたくない。いや、言えない。
私はケガレテシマッタ。

拓真に触られた所が気持ち悪い。

頭が痛い。蒼に合わせる顔がない。

あぁ、ダメだ。泣いてしまう。

「っっ……ごめんな、さい…!!」

涙がこぼれる前に走って部屋から逃げ出した。
< 17 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop