いつかの空ーー 君と ーー
祭は私の親友。


今はーーー私達の中にぎこちない風が吹き荒れていた。


「大丈夫だ、陽葵。

いつかまた、普通は来るからーー」


"普通"ーー?



このぎこちないのも、もとに戻る?



「戻れるかな。昔みたいに………」



祭との楽しかった思い出。


それがいつしか、荒んで行く。


悲しいことだった。


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