いつかの空ーー 君と ーー

朝、目覚めるーー

白い天井、清潔感のある部屋に眉根を寄せる。



あれーー?祭の部屋ってこんなんだっけ?


たしか、ピンクの可愛い部屋だった。


お姫様みたいな部屋。


ピッ………ピッ…




ピッ…ピッ…



なんの音?



口元に触れる自分の手。


酸素マスクを外す手が、震える。


私ーーーーッッ。



ガラリ、とドアが開いて看護士が私に気づく。


目を見開いて、私を見てる。



「陽葵ちゃん、目を覚ましたのね。


待って今、お母さん呼ぶわね」


バタバタ、と出てく看護士さん。


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