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「なんか真剣に言ってんのに、その言った言葉が無駄になるって感じ」

「は?なにそれ。意味分かんねーんだけど」

「居心地よくて、悩むのが無駄って事だよ」

「俺にとったら悩んでる時間が無駄だと思うわ」


あんたのその悩んでる事が。

何をそんなに悩んでんのかも、何をそんなに没頭するくらい絵にのめり込んでんのか分かんねぇけど、悩む時間が無駄。


「…うん。そうだよね、確かに」

「だって時間って増えもしないのに減りもしねぇじゃん?ただ悩んでるだけで時間過ぎてって、勿体なくね?俺だったら次に進む。って言ってもその内容にもよるけど」

「……」

「だって止まっててもなんもねぇもんな…」

「そうだよね…。なんでかなー…透哉くんには何故話せちゃうんだろ。あたし友達とかにも親身になって感情出さないんだよね。だから結構、内に秘め込むの」

「……」

「なのに何でかなー…昨日会ったばかりなのに不思議だよね」

「さぁ、それは俺が空気みたいな存在だからじゃね?」

「空気?」

「そう。見えてるようで見えない人」

「なにそれ。もしそれが本当だったら、あたしヤバいよ。さすがに一人で話してないし」

「ははっ、そっか」

「ほら、だから調子狂うの」


頬を膨らませたかと思うと芹奈先輩はすぐに笑みを作り出す。

どれくらいここに居たのかも分かんねぇけど、少しづつ日が落ち始めたのが分かる。

もう少し時間を潰してこの人と居たい。

と思うも、これ以上この人にしてあげられる事なんて何もない。


浅はかな関係程、難しいもんなんて何もない。

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