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‘*。step4

あれから一週間、俺は芹奈先輩とは会ってもいない。

連絡すら知らないし会ったからって、今更何を話していいのかなんて分からなかった。


だけどそんな事を思っていても俺の頭の中から芹奈先輩の存在は消えることなかった。


「すげぇ暑苦しいな」


花火大会。

とくにこれと言って何もないが為にコイツらに付き合った。

目の前のテツは不満げにそう呟いてコーラの瓶を口に咥え、その隣でオサムはウチワでパタパタ仰ぐ。


「それに加え、男ばっかじゃテンションあがんねーわ」

「あー、俺も彼女作ろっかな」

「お前、いつもそんな事言ってね?」

「お前も言ってんじゃねーかよ、なぁ透哉?」


不意オサムに振られ「何が?」聞いてない振りをして適当に返す。


「はぁ?つかお前最近おかしくね?上の空っつーか」

「俺なんか悩むことすらねーわ」

「悩むことすらっつーか、そもそもそこまでに至らねーだろ――…ってーな!」


話の途中でオサムが舌打ちする。

前方から来た男と肩がぶつかった所為で、オサムは後ろを振り返って再び舌打ちをした。
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