叶わなかった初恋と叶った初恋

1-7、幼稚園年長での初恋7

黎子:そうだったんですか、やはりお母さんも同じように叩かれたりしてたんですね。これからは、どうしたらそうならないかを話したり、お母さんの心の傷を癒すカウンセリングをしていきたいと思います。


真依の母親:はい、初めて怒りを抑えられずに真依を叩いた後、留置所来るまでは従わせようとしてました。でも留置所に来てから昔を思い出して酷い事をしたなと後悔してます。


黎子:後悔してるなら今からでもやり直せますよ、ただし、真依さんにごめんねと謝らなければ同じように心の傷を作る事になると思います。


真依の母親:はい、留置所を出ることが出来たら真依には叩いてごめんねと伝えます。私のように心の傷を残して大人にはさせたくはないんです。


黎子:わかりました、また来ます。


真依の母親:ありがとうございます。


-真依の母親は黎子に話して少し楽になったが、真依には悪い事をしたと離れて留置所で過ごす日々に気づかされた。幸い家庭教師とは離れていて聞こえない距離にいて、真依の事ばかり考えていた。一方、真依は野々華達や深雪先生との日々が楽しくてずっと続いて欲しいと沢山の星に願い、歌詞にも想いを込めていた…。
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