【短編】チョコレートは恋の味
「はい、よくできましたー。」


そんなことを言いながら、私の頭をなでてくる羽柴。


「わ、私は子供じゃない!!」


もう、調子が狂う。


前まで、こんなんじゃなかったのに。


何で急に・・・。


「チョコ勝負の勝敗は、俺の勝ちでいいの?」


「・・・・そうなるんだろうね。」


まさか、羽柴がチョコを食べる前に勝敗が決まるなんて思ってなかったな。


てことは、私の努力はすべて水の泡・・・?


頑張ってチョコ作った意味あるの・・・?


うわー。


頭を抱える私。





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