彼を好きになるまであと、8秒.






そして。




「......ゆ、う.....くん」




ぎゅっと、スカートを強く握る。




すると、頭の上に手が乗った。




え?




顔を上にあげると、優しそうに微笑んで、どこか照れてような表情をしていた。




「また、明日な。」




そう言って、教室から出て行った高杉.....
ううん、優くん。



< 86 / 180 >

この作品をシェア

pagetop