絶対彼氏
「いやぁ、すごい演技力だよな。全然そんな風には見えなかった」


そう言ってわざとらしく拍手までしている。


「やめて!」


あたしは雄大の手をはたいて拍手をやめさせた。


どうしようもなくイライラする。


こんな時こそ、アンドロイドが必要だ。


「あんたたち、あたしのアンドロイドを持ってるんでしょ」


あたしの質問に2人は顔を見合わせて左右に首を振った。


示し合わせたような態度。
< 247 / 280 >

この作品をシェア

pagetop