復讐日記
幸せ日記
その後、あたしは自分の家で横になっていた。


なにをする気にもなれない。


親が一階から呼んでも返事をする気にもなれなかった。


バイト先からの電話が何度かかかってきているけれど、それも全部無視していた。


もしかしたら首になるかもしれない。


でも、それもどうでもよくなっていた。


復讐日記の効果がなくなり、購入した雑貨屋は元々存在していなかった。


あたしの復讐はここで途絶えることになるのだ。


そう思うと、なにもかもやる気が失われてしまった。
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