復讐日記
「だって……」


「最初はびっくりしたけど、でもこの日記のおかげで気分はスッキリしてるんだよ?」


あたしがそう言うと、花音は少しだけ表情を緩めた。


「本当に?」


「本当だよ。あたしにはできないような復讐が次々できる! 花音には本当に感謝してるから!」


たった一カ月しか書けないけれど、その間に死ぬほどの思いを何度でも味合わせてやることができるのだ。


考えただけでワクワクしてしまう。


「彩愛がいいなら、いいけど」


「花音は少し気にしすぎなんだよ」


あたしはそう言い、笑ったのだった。
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