色眼鏡
商品の眼鏡も男性もお店もなにもかもが白く霞んでいく。


夢が覚めるのだ。


咄嗟にそう感じた。


待って!


まだ聞きたい事があるの!


このお店は一体なんなの?


どうしてあたしの前に現れたの!?


ハッと息を飲んで、目が覚めた。


目の前に広がっているのは見知った自分の部屋の天井。
< 35 / 258 >

この作品をシェア

pagetop