沈黙する記憶
この中でホテルを利用した事があるのは克矢くらいだ。


「夏男が使っているホテルが従業員と顔を合わせずに入れるホテルなら、何人入室しても怒られる事はない」


「そうなんだ」


「あぁ。夏男と千奈がホテルに入ったら、入口のドアを少しだけ開けた状態にしておいてくれ。そうすれば潜入はできるはずなんだ」


裕斗の言葉にあたしは頷くしかなかったのだった。
< 187 / 229 >

この作品をシェア

pagetop