神様お願い 僕を殺してください
触れなければ良かった。
知らなければ良かった。
こんなことになるのなら、あなたを好きにならなければ良かった。
風のように2人の心までたどり着き、彼は後悔した。それはもう、深い後悔を。

心から流れ込むのは、2人の幸せな記憶。楽しい時間。
彼女の気持ちも彼氏の気持ちも、溢れるほどにたくさん流れ込んできて。
そして、天使の自分とは全く違った。人間の人生というものを知った。
< 13 / 29 >

この作品をシェア

pagetop