スタードロップス
ピアノというのはいつだって
時を忘れさせるものだ。
はっと気がついた時には短針は7を指している。
「うわっ…やっちゃった。
つい時間忘れて…」
楽譜をバサバサと片付ける腕と
焦ったように話す口が止まる。
カーテンが揺れる窓の下、
君は寝ていた。
すやすやと寝息を立てながら。
長い睫毛が、男の子とは思えないほど
白い肌に影を落としている。
言葉が出ない。
夜空の下、眠る君は、
ただただ美しかったんだ。
時を忘れさせるものだ。
はっと気がついた時には短針は7を指している。
「うわっ…やっちゃった。
つい時間忘れて…」
楽譜をバサバサと片付ける腕と
焦ったように話す口が止まる。
カーテンが揺れる窓の下、
君は寝ていた。
すやすやと寝息を立てながら。
長い睫毛が、男の子とは思えないほど
白い肌に影を落としている。
言葉が出ない。
夜空の下、眠る君は、
ただただ美しかったんだ。
