先輩、大好きです。



先輩と付き合って早1週間。



先輩は、お砂糖多めのカレシとなった。


登下校はいつだって、迎えに来てくれる。



家に帰ったら必ずメールも。



…私、わかったことがある。



先輩、独占欲強め。嫉妬深いんだろう。



私にでさえも、こんな感じなのだから、きっと優奈先輩にはもっと、もーっと、酷かったんだろう…。




「由奈ー!

迎えに来たよー!

はよ帰ろ!」



クラスのみんなに聞こえる声で先輩は言う。



「はい、帰りましょうか。」



最近とみに感じるのは、私たちの温度差。



きっと私たちのあいだには50℃くらい、温度差がある。
< 45 / 61 >

この作品をシェア

pagetop