Butterfly
6story















逃げちゃダメだ














グクが好きなのは私じゃなくても













このままじゃグクは私をかばって

死んでしまう

















" グクを救う "





















『グク、話をしたいの』
















なんて冷静なふりしてるけど










そもそも会えてる時点で泣きそう










嬉しくて











すごく会いたかった。












2人でいつもの屋上に向かう。





















『あのねグク、「あれは誤解なんだ」


「俺は姫来が好きだよ。」























もう二度と聞けないと思ってた言葉











グク
















「キスしてくれなきゃ姫来がどうなるか

わかるよね?ってしつこく言われて」

















「姫来に何かあったらって思ったんだ」

















「...... .....。 本当に」















「ごめんな 」



















グク、泣いてる




















ほら。信じてよかったよ。




























『 私...


高校1年生の姫来なの。』




















「...ん?え!?」
















『絶対信じないと思うけど言うね。』


















『キスを見て私は逃げるように帰るの










グクのこと考えながら歩いてたら










トラックが突っ込んできて










そこに私を追いかけてきたグクが











私を押し退けでかばって











.........即死だった。』


























気づけば涙が溢れてくる
















「......姫来は、」



















「姫来は生きれたの?」


















『 ... 』











黙って頷く。


























「生きてくれてよかった。」





















「俺守れてなかったら一生自分

恨んでただろな笑」






















『えっ? 信じてくれたの ?』





















「姫来が嘘つくことなんて小さい頃から

1回もなかっただろ?」





















「あ、コーヒー飲めるって嘘は

つかれたことあるか〜笑」



























『...グク、』






















「ん?」






















『抱きついていい?』





























「おいで。」



















両手を広げて目を1度閉じて笑う貴方
















変わった未来。

















貴方は生きている。




















貴方に包まれて改めて感じる

















ずっとずっと会いたかった。














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