私と貴方
6❀✿もう、いいでしょう。

···子供達へ報告


郁斗と杏も無事に大学を卒業する。

二人とも就職も決まり
一人暮らしを始める

二人の一人暮らしが出来る
準備はきちんと整えた。

今日は、三人でお祝いに
食事をする····ことに·····。。


柚子は、
「郁斗、杏、
卒業・就職おめでとう。

二人が飛び立つ良い時期に
私も、もう一度人生をやり直したい
と、思っているの。」
と、言うと

郁斗が
「お母さん、今までありがとう。
これからは、お母さんの思うようにして。

俺も杏も、もう大丈夫だから。

だけど、俺も杏もお母さんの子供で
お母さんをとても大切に思っていることは
忘れないで。」
と、言ってくれた。
杏は、
「ママ、今まで本当にありがとう。
ママの人生だもん。
ママの思うように生きて欲しい。」
と、言ってもらえた。

柚子は、
「ありがとう、二人とも。

お父さんにとって
私は必要ないみたいだから
私ももう我慢せずに
やりたいことやろうと思うの。」
「うん、わかってる。
ずっと、俺達の為に
我慢してくれたんだよね。
ごめんね、辛い思いをさせて。」
と、郁斗

「そうだね。
パパは、狂ってるよ。
ママにあんなことして。」
と、杏

「仕方ないのかな?
お父さんは、はじめから
私と結婚する気持ちは
なかったのかもしれない。
だけど·······
私は、二人がいてくれたから頑張れたの。
それに、二人がわかってくれて良かった。
本当にありがとう。」
と、言い。

1)近日中に、家をでること。
2)今の状況は、両家の両親にも
  話したこと。
3)私の兄・徹(弁護士)が
  螢斗に離婚届けのサインを
  貰い提出してくれること。
4)後の事は全て兄がやってくれること。
5)仕事は、看護師に戻るが
  もう、病院は決まっているの
  と、話した。

二人ともびっくりしていたが
「「あはは。凄いね。いいんじゃない。」」
と、笑ってくれた。

私は、螢斗からもらった
指輪は置いて。
自分の衣類だけもって家をでる。

私が使っていた
布団や食器類、私の痕跡の残る物は
全て廃棄した。
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