私と貴方

···貴方にとって家政婦?


螢斗にとって、私は・・

子供達の母親で
彼の妻ではなく
いいなりの家政婦?
それぐらいにしか、
見られていないのがわかる。

今では、
子供達の前では
『ママやお母さん。』
妻として呼ぶ時は、
『お前』

いつまで柚子と呼んでくれていたか
思い出せないほどだ。

夜の営みも、一週間に2回から
一週間に1回・・・
二週間に1回・・
三週間に1回・・
ひと月に1回・・
ふた月に1回・・
と、なっていた。

なにもしないのに
一緒に寝る事が苦痛になり
その上、触れなくなってから
背中合わせに寝る事に
屈辱と切なさが襲い
それすら必要とされないなら····と
私は予備の部屋に
布団を引いて寝るようになった。

そんな風になっても
螢斗は、何も言わなかった。


ヘッドハンティングの話しも
私の仕事に関しても
私の気持ちや意見は
聞く必要ないと思っているのがわかった。

一緒にいるようになってから
一度も好きだとか、愛している、
だとか、言われたこともない。

私も、人の事は言えないが。

この日を境に私達は必要な事しか
話さなくなった。
< 6 / 30 >

この作品をシェア

pagetop