毎日いうよ、キミが『好き』ってーーー。(加筆中)


「金宮くん...」

肩で息をしてる金宮くん。

探し回ってくれたのかな。

「大丈夫だった?」

なぜか私をのぞき込む金宮くんと如月くんの姿が重なって。

二人は全然違うのに。

ポロポロと涙が出てきた。

「わ、渡辺さん!?」

何かされた?と焦った声の金宮くん。

「ううん、何でもないの」

行こ。と私は泣き笑顔で金宮くんを振り返った。

こうして高校生活最後の夏祭りを如月くんがいないまんま終えた。

< 265 / 310 >

この作品をシェア

pagetop