好きって言ってもいいですか?

コーヒーを持ってテーブルへ。
ブラックは苦手なのでミルクを角砂糖を1つ。
朝食は母の手作りスクランブルエッグとトースト1枚。

毎日こんな優雅にゆっくりと朝食をとっている。
ただ、いつもと違うのが、朝からインターホンが鳴ったこと。

ピンポーン

母が確認をすると、明るい声が聞こえてきた。
これは、麗奈だな…。

「あらぁ麗奈ちゃん、今日も綺麗ねぇ。あ、どうぞ、中入って。」

通された麗奈は確かに綺麗。
そして麗奈も母と同じ反応をした。


「亜子!!おはよう、何こんな、なんにもしなくてもかわいいのにもっと可愛くなっちゃって!」

そう言って麗奈は朝食を食べ終えてゆっくりとコーヒーを堪能していた私にぎゅっと抱き付いてきた。

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