これはきっと恋じゃない。
「疲れたー」
制服を着たままベッドに体を放る。
...やっぱり家は落ち着くなあ
たった一日ぶりなのになんだかすごく懐かしく感じる。
明日はおばさんがちゃんと家にいるから、尊弥の家に泊まる必要はない。
そう考えただけで、疲れが抜けていくような気がする。
ちょっとだけ開いたカーテンの隙間から尊弥の部屋が見える。
いつも見ていた、こちら側からの光景...
おとといまではこの光景しか知らなかったのに、
なんだか今見てるあの部屋に自分が居たなんて変な感じ