これはきっと恋じゃない。
休憩がてらご飯食べに行こうかな
同じ体勢でいたせいか、伸びをすると背中が痛い。
一歩、一歩階段を降りていく
と、だんだん話し声が聞こえてくる。
...だれか来てるのかな
音楽をかけて勉強してたから全然聞こえなかった。
リビングのドアを開くとわっと明るい声が耳に飛び込んでくる。
「みなちゃん、こんばんは」
声の正体は尊弥のお母さんだった。
「...こんばんは」
うちのお母さんとおばさんは本当に仲が良くて、時々こうやってうちの家に集まったりしてる。
けど、それはたいていお互いの仕事が休みの日とかで、この時間はかなり珍しい。